
歯数を1枚減らした特殊歯形の平歯車
材 質 : 真鍮
業 界 : 搬送装置
ロット : 5,000個
Point 01
ギヤメタルではお客様のニーズに合わせて、多様な工法で平歯車を生産しています。特に、当社独自の「引抜切削加工(CD加工)」は、生産数が多いほどコストメリットが大きく、量産に最適な技術です。
Point 02
通常、特殊な歯形やモジュールに対応するホブカッターの製作には約2~3か月必要です。しかし、ギヤメタルでは歯切り工具を内製化しているため、特殊歯車でも短納期で生産することが可能です。
Point 03
通常、軸付き歯車は1個ずつ歯切り加工を行うため、コストが高くなりがちです。しかし、ギヤメタルでは、長年にわたって培った高度な加工技術や自動化の推進により、高精度かつ低コストな軸付き歯車の量産を実現しました。
Point 04
間欠(欠歯)歯車は、歯が一部欠けているため部分的な歯車加工が必要で、平歯車やはすば歯車に比べて量産性が低いです。しかし、ギヤメタルでは独自の生産技術で、大幅なコストダウンを実現しました。
ギヤメタルでは鉛レス材を使用した歯車生産を専用ラインで行っております。鉛を除くと切削性が失われるため、高い加工技術が求められますが、弊社では豊富な加工実績に基づく技術とノウハウで解決します。
平歯車は別名スパーギアと呼ばれ、歯車の中で最も広く使用されています。歯すじが直線で軸に平行な円筒歯車として定義され、動力伝達効率は約98%と優れています。平行軸歯車の一種である平歯車の最大の特徴は、製造が容易で設計がシンプルな点です。歯の形状が単純で平らなため、高精度な歯車加工が容易で製造コストを抑えることができます。また平歯車は、はすば歯車にかかるスラスト力が発生しないため、非常に優れた性能を持っています。
平歯車は、高い動力伝達効率、精密な制御、耐久性、静音性などの特性を活かして幅広い分野で利用されています。例えば、産業ロボットのアームや車輪の駆動、関節部分の動力伝達、ポンプ・圧縮機の駆動などに使用されます。さらに、時計などの超精密部品としても採用され、正確な時間計測を実現しています。このように幅広い分野で活躍する平歯車は、主に「ホブ盤」などで製造され、生産数や精度、コストのバランスを考慮して最適な製造方法が選定されます。
平歯車の伝達効率低下を防ぐための代表的なポイントを3つご紹介します。1つ目は、かみ合い時の摩擦を低減することです。摩擦は回転数や負荷に影響されますが、適切な潤滑剤や材料を使用することで軽減できます。2つ目は、軸受けの摩耗に注意することです。軸受けが摩耗すると、高精度な平歯車でも性能を発揮できません。3つ目は、潤滑油の攪拌を防ぐことです。適切な粘度の潤滑剤を選ぶことで、攪拌抵抗を最小限に抑えることができます。この3点に注意することで、平歯車の伝達効率を向上させることができます。
CNC全自動歯車測定機や歯車かみあい試験機は保有されていますか?
はい、保有しております。さらに、騒音試験機や耐久試験機も導入しております。
VE/VAやコストダウン提案も行っていただけるのでしょうか?
はい、対応可能です。ギヤメタルでは、過剰品質の防止や最適な加工方法の提案など、お客様の課題に応じたご提案を行っております。ぜひお気軽にご相談ください。
樹脂の平歯車も製作可能でしょうか?
樹脂製の平歯車についてもご相談いただけます。樹脂歯車部門では、試作、金型製作、量産、試験・測定も一貫対応しております。樹脂の選定から加工方法まで、お客様の用途や要望に合わせた最適な提案をいたしますので、ぜひお問い合わせください。
JIS以外のAGMA、DIN、BS規格等も製作できますか?
日本国内で一般的に使用されるISO、JIS、JGMAはもちろん、AGMA、DIN、BSなどの国際規格や各国の規格、団体規格にも準拠した歯車製作が可能です。
鉛レス材を使用した歯車の量産にも対応していただけますか?
当社では鉛レス(鉛フリー)専用の生産ラインを設けており、鉛レス歯車の製造にも対応しております。お気軽にご相談ください。
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