
鉛フリー材を使用した平歯車
材 質 : 真鍮
業 界 : ポンプ
ロット : 50,000個
小形歯車加工のパイオニアとして、
業界に先駆けて鉛フリー歯車の生産にも対応しました。
POINT01
ギヤメタルでは、開発段階の技術相談から材料調達、試作、精度測定、量産、検査、環境物質調査まで、一貫して対応いたします。すべてを社内で完結することで、外注コストの増加や納期遅延を防ぎ、最適な価格と納期で製品をご提供いたします。
POINT02
鉛レス材と鉛含有材が混在すると、製品の販売禁止や材料の再利用不可といったリスクが生じます。そこでギヤメタルでは、鉛レス材を使用した歯車加工を専用ラインで行い、徹底した管理を実施しています。また、急な増産にも柔軟に対応できる生産体制を整えています。
POINT03
弊社は、小形歯車加工のパイオニアとして、他社に先駆けて鉛フリー材を使用した歯車の生産を行っています。創業以来、歯車加工に特化し、技術とノウハウを蓄積してきたため、鉛レス材の切削性の課題にも的確に対応することが可能です。
POINT04
ギヤメタルでは、鉛レス材と鉛含有材の材料置場を分離し、取り間違いを防ぐ体制を徹底しています。さらに、鉛含有材の切粉付着を防ぐため、鉛フリー歯車専用の測定工具を使用し、万全の管理体制で生産を行っています。
POINT05
ISO14001を取得し、環境に配慮した体制で小形歯車を生産しています。また、RoHS指令やREACH規則にも対応しています。さらに、環境物質調査や材料証明書等の取得もお任せいただけます。
国内外の大手メーカー様など多くのお客様の
鉛フリー歯車を生産しております。
鉛フリーとは製品や材料に鉛を含まないことを指し、「鉛レス」と呼ばれることもあります。鉛は電子機器や塗料・コーティング、水道設備、自動車部品など広く使用されていましたが、その毒性や環境への影響が問題となり、多くの分野で使用が規制されています。電子機器分野では、鉛フリーはんだが主流となりつつあり、製品の安全性が向上し環境負荷も軽減されています。同様に、鉛フリー塗料や水道管の代替素材も普及しています。
鉛は発達障害などの健康被害や土壌汚染、水質汚染などの環境被害を引き起こすことから、欧州連合は2006年にRoHS指令を発効し、電子・電気機器における鉛の使用を禁止または制限しました。さらに、REACH規則により、鉛を含む製品の製造、販売、使用に厳しい規制が設けられたのです。被削性向上が目的で4%ほど鉛が添加されている快削黄銅に関しては、有効的な代替材が無い事を理由に現在の所は除外規定が適用されていますが、鉛を含んだ製品を鉛フリー材に変更する動きが次々と出始めています。
JIS B 鉛含有材と鉛レス材の大きな違いは「切削性」と「切粉の完全隔離」です。鉛が無くなることで切削性が悪くなり、歯車精度や寸法の管理が難しくなります。また、鉛を含んだ切粉が混ざると製品の品質が下がり、販売が禁止される可能性もあります。そのため、鉛フリー材を加工する企業では徹底した管理が求められます。その結果、鉛含有材と比較して製品価格が上昇し、鉛フリー材への転換の障害となっています。
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