最適な加工方法の選択で
低コスト・高品質な歯車生産を提供

最適な歯車加工法とは、要求品質を満たしながら、短納期・低コストでの生産を実現する工法です。その選定には、材質、精度、生産数、コスト、形状、面粗さなどを総合的に考慮し、様々な歯車加工法を深く理解することが求められます。
ギヤメタルを運営する株式会社チバダイスは、1936年の創業以来、歯車加工に特化し、転造加工や歯切り加工をはじめとする多様な工法に精通しています。そのため、お客様の製品仕様や要件に応じて、最適な加工方法を提案することが可能です。

歯車加工法の比較

各工法の特徴を理解し、高品質歯車の生産を実現!
一般的に使用されている代表的な歯車加工法をご紹介します。

歯車加工方法の種類と特徴

引抜切削加工(CD加工)

「ホブ盤だとコストが高くて困っている」「数十万個の生産ができる会社が見つからない」といったお悩みはありませんか?引抜切削加工(CD加工)は、長尺棒のまま歯形を切削するギヤメタルの独自技術です。歯車形状を加工後、切断などの二次加工を行い、歯車を製造します。専用の加工機と工具を使用するため、ホブ加工に比べて工数が少なく、量産性に優れ、低コスト生産が可能です。品質面でも、ホブ加工では切削面が鱗状で相手歯車を痛めやすいのに対し、引抜切削加工は切削痕が一方向に揃っているため、相手歯車へのダメージを抑えられます。さらに、細物や長物、小径の歯車加工も得意です。

転造加工

「ウォームの面粗度を向上させたい」「低コストでウォームを大量生産したい」といったお悩みはありませんか?転造加工は、製品の外径より細い材料を盛り上げて成形する加工方法で、特に面粗度が優れています。切削加工に比べて高い強度を得られ、材料の無駄も出ないため、生産性が高く環境にも優しいのが特徴です。例えば、ウォームギヤはウォームの面粗度が荒いとウォームホイールを痛め、効率が大幅に悪化するため、ウォームの面粗度は非常に重要です。転造加工は、ウォームの性能を高める最適な工法です。

歯切り加工(ホブ加工、研削など)

「高精度な歯車を量産したい」「ネジを研削で生産したい」といったお悩みはありませんか?歯切り加工には、「ホブ盤」「ギアシェーパ」「歯車研削盤」「傘歯車歯切り盤」「歯車シェービング盤」などの機械を使用します。中でもホブ盤による歯切り加工は一般的に採用されており、高精度(旧JIS/JGMA0級も可能)かつ効率的に加工できるのが特徴です。歯切り加工は1個づつ歯切りするため、量産時には段取りに時間や人手がかかりますが、段取り用ロボットの導入により24時間連続での稼働も可能です。弊社では、ホブ盤による加工はもちろん、ベベルギアの加工やネジ研削などにも対応していますので、お気軽にご相談ください。

5軸加工『ダイレクトギヤミーリング』

5軸加工は、X・Y・Z軸に加えてB・C軸の回転機能を備えた工作機械で、複雑かつ精密な加工を実現します。一度の段取りで多方向から加工ができるため、複雑な形状をした歯車の製作に適しています。特に、素材から直接歯車を削り出すダイレクトギヤミーリングでは、専用工具なしで特殊歯車の生産が可能です。そのため、多品種小ロット生産において特にコストメリットを発揮し、納期の短縮も可能です。ギヤメタルでは、安田工業の超高精度5軸マシニングセンターを導入し、50個のワークと90本の工具が装着可能な生産体制を構築しています。

小形歯車の設計・試作から量産まで、材質問わずトータルサポート!

株式会社チバダイスは、素材を問わず歯車の設計から量産まで一貫して対応し、お客様が安心して小形歯車の開発・生産に取り組める体制を整えています。

  • ・金属歯車の設計、試作、量産(鉛フリー材対応)、試験、測定
  • ・樹脂歯車の設計、試作、金型製作、量産、試験、測定
  • ・歯車性能(騒音・耐久性など)の改善・向上提案
  • ・最適な歯車設計・材質選択のサポート
  • ・過剰品質の防止や適当な品質保証の提案

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最適な歯車生産で、
お客様の悩みを解決します

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