
介護用歩行器向けはすば歯車
材 質 : 真鍮
業 界 : 家電
ロット : 3,000個
Point 01
ギヤメタルではお客様のニーズに合わせて、多様な工法ではすば歯車を生産しています。特に、当社独自の「引抜切削加工(CD加工)」は、生産数が多いほどコストメリットが大きく、量産に最適な技術です。
Point 02
通常、特殊な歯形やモジュールに対応するホブカッターの製作には約2~3か月必要です。しかし、ギヤメタルでは歯切り工具を内製化しているため、特殊歯車でも短納期で生産することが可能です。
Point 03
通常、軸付き歯車は1個ずつ歯切り加工を行うため、高コストです。しかし、ギヤメタルでは、長年にわたって培った高度な加工技術や自動化の推進により、高精度かつ低コストな軸付き歯車の量産を実現しました。
Point 04
ギヤメタルでは、高品質かつ低コストな小形歯車を提供するため、製造工程の一部を自動化しています。これにより、生産性が大幅に向上し、急な増産のご要望にも柔軟に対応できる生産体制を整えています。
Point 05
設計段階から歯車の精度や公差に関するコストアップの要因を事前に確認し、過剰品質を防止します。さらに、最適な加工方法をご提案することで、低コストかつ高品質な歯車生産を実現いたします。
はすば歯車は、ヘリカルギアとも呼ばれる平行軸の歯車です。最も一般的に使用される平歯車が軸に対して直線的な歯を持つのに対し、はすば歯車は軸に対して斜めに傾斜した歯を持ちます。高いトルク伝達、効率性、耐久性が求められる産業用機械の伝動機構や自動車のエンジンなどで使用されます。しかし、製造が難しく、製造コストが高いというデメリットもあります。ネジレ方向が逆のはすば歯車同士をかみ合わせることで、滑らかな動力伝達を実現します。
はすば歯車は、螺旋状の歯筋を持つため、歯車同士のかみ合い率が平歯車より高く、局部的な摩耗が起こりにくいという強度に優れた形状です。高回転でも円滑に運動し、振動や騒音が少ないため、高いトルクと耐久性が求められる場面で使用されています。一方、歯筋の傾斜によりスラスト力が発生するため、それを考慮する必要があります。また、平歯車と比較して製造が難しく、コストが高くなります。そのため、使用環境や求める性能を総合的に判断して活用することが重要です。
ねじ歯車とはすば歯車は形状が似ていますが、その特性は異なります。はすば歯車は平行軸歯車であり、力の方向を変えることはできません。一方、ねじ歯車は食い違い軸歯車であり、力の伝達方向を変えることが可能です。ねじ歯車は平歯車と組み合わせて使用することもありますが、高負荷や高振動の環境下では回転が滑らかでないため、大きな動力伝達には適していません。力の伝達方向や適した使用環境が異なるため、ねじ歯車とはすば歯車は全く別の歯車といえます。
はすば歯車の弱点として、軸方向にかかる「スラスト力」があります。このスラスト力を解消するのがやまば歯車です。やまば歯車は、左ネジレと右ネジレの歯幅が合わさった独特な歯形を持ち、これにより軸方向に働く力を打ち消します。そのため、はすば歯車の高い強度や静粛性を保ちながら、スラスト力を発生させない非常に優れた歯車となります。やまば歯車は、はすば歯車と同様の環境下で使用され、その性能を発揮します。
CNC全自動歯車測定機や歯車かみあい試験機は保有されていますか?
はい、保有しております。さらに、騒音試験機や耐久試験機も導入しております。
VE/VAやコストダウン提案も行っていただけるのでしょうか?
はい、対応可能です。ギヤメタルでは、過剰品質の防止や最適な加工方法の提案など、お客様の課題に応じたご提案を行っております。ぜひお気軽にご相談ください。
樹脂のはすば歯車も製作可能でしょうか?
樹脂のはすば歯車についてもご相談いただけます。樹脂歯車部門では、試作、金型製作、量産、試験・測定も一貫対応しております。樹脂の選定から加工方法まで、お客様の用途や要望に合わせた最適な提案をいたしますので、ぜひお問い合わせください。
JIS以外のAGMA、DIN、BS規格等も製作できますか?
日本国内で一般的に使用されるISO、JIS、JGMAはもちろん、AGMA、DIN、BSなどの国際規格や各国の規格、団体規格にも準拠した歯車製作が可能です。
鉛レス材を使用した歯車の量産にも対応していただけますか?
当社では鉛レス(鉛フリー)専用の生産ラインを設けており、鉛レス歯車の製造にも対応しております。お気軽にご相談ください。
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